既存のフィールドバス・システムでは、別々のメーカのオートメーション製品を標準テクノロジーをベースとして組み合わせられるようにします。 しかし、機能が限られているため、オートメーション・タスクごとにちがうフィールドバス・システムを使わなくてはならないことがよくあります。
そうすると、別々のツールを使ったり、より多くのインターフェース・モジュールを使う必要があったり、診断やインフラストラクチャー・コンポーネントに関しては限界にぶつかる可能性もあります。
POWERLINK 既存のフィールドバス・テクノロジーの後継者として、POWERLINKは確立したグローバル・スタンダード、イーサネットをベースとして、妥協のないパフォーマンスとリアルタイム性を提供します。 100 Mbit/sの伝送速度、+/- 100 nsの同期精度が、制御工学、ロボティクス、CNC、モーション・コントロールといった分野での非常に要求の高いタスクも可能にします。
これは、統合型コントロール・システム・ソリューションの特長を支えるものとして最適です。 ユーザはフィールドバスの心配をせずに、機械の設計やオートメーション・ソリューションの開発といった本来の仕事に集中することができます。 POWERLINKは、未来のイノベーションやモジュラー型マシン・コンセプトの理想的な基盤となるのに必要なパフォーマンスを提供します。 イーサネット標準トポロジが自由度を高くするため、ユーザはマシンの設計に合わせて最適な配線を行うことができ、それによって配線コストを削減できます。 POWERLINKはオープン・テクノロジーであり、IEC標準として世界中で認められています。 コントロール、モーション、センサ、気圧、ビジョン、ロボティクスといったテクノロジーのリーディング・カンパニーが、POWERLINKにすでに信頼を寄せています。 openSAFETYによって、POWERLINKはIEC61508に準拠した統合型セーフティテクノロジーに接続できる唯一のオープン・セーフティ・スタンダードを提供します。 これによって、マシン・システムのパフォーマンスが向上し、ダウンタイムが削減されます。