B&R アダプティブ・ソリューションを多くのお客さまにご活用いただいています。一例を実際の動画とともにご紹介します。(敬称略)
Avaj Innopack社
ACOPOStrakは、Avaj Innopack社が開発した「Aseptofill 1000」の設計を簡素化する上で主要な役割を果たし、点滴バッグ充填へ大変革をもたらしました。コンパクトな設置面積であっても、性能を損なうことなく、異なるバッグサイズに適応するための容易な「チェンジオーバー」の可能性を提供します。
株式会社フジキカイ
ACOPOStrakを使ったこのシステムは、シャトルと治具を使ったユニークな方法で、1台のマシンでパウチ袋とカートンボックスの両方を包装することができます。 HMIによるリアルタイムモニタリングとメンテナンス、そしてVRやデジタルツインなどの新しい技術もB&Rによって完全に統合されています。
GEAF社
GEAF社は、主に医療用や自動車用のプラスチック素材を高周波や熱接触技術で溶着するマシンや完全自動化ラインを設計・製造しています。 ここでは、GEAF社が新しいマシンに使用したSuperTrakシステムを紹介しています。このシステムは、摩耗や粉塵、異物がなく、クリーンルームに最適で、極めて精密で迅速な製品搬送を可能にします。このような技術により、生産性と品質が向上し、サービスや製品の段取替えによるダウンタイムが削減されます。そのため、特に小ロット生産において非常に便利でOEEを向上させることができます。さらに、これまでにない柔軟な生産性を保証しています。
Goglio社
Goglio社の革新的な高速パッケージング・ソリューションであるGStarは、コーヒーの一次および二次包装のためのエンドツーエンドシステムです。このソリューションにより、ユーザーはサステナブルな要件を満たしながら、効率性と収益性を高めることが可能です。
B&Rとのコラボレーションにより開発されたGStarは、ACOPOStrakリニア搬送システムをベースに、より新しいコンパクトなマシンとして紹介しています。 マシン全体はシミュレーションを使って設計・開発され、レイアウト、機能性、スペース要件は、デジタルツインを使って最適化されています。
HDG社
HDGのFLX横型フォームフィル・シーリングマシンは、適応性の象徴として際立っています。包装フォーマットの段取替えが5分と、食品・飲料、化粧品、医薬品などの業界にとって画期的なマシンとなっています。ACOPOStrak搬送システムは、各製品を個々に制御し、独立したシャトル間の距離を自動的に調整して、さまざまなパッケージ形式に対応します。また、袋を開ける機能も備えており、追加の機器が不要です。さらには、シーケンシャルなプロセスを切り離し、複数のステーションでの並列運転を可能にします。
IMA Automation社
IMA Automation社は、医療機器や薬瓶キャッピング用のサーボ駆動組立システムをトラック技術と統合することにより、柔軟性と処理能力を向上させました。独立して制御されたシャトルは、不合格品がでることによる生産数のギャップをなくし、常に正しい製品量を二次包装用に照合することを保証します。また、デジタルツインを使うと、物理的な変更に投資する前に、新製品やプロセスを正確にシミュレーションすることができます。
IMA Coffee
SYNKROは、IMA Coffeeより新しく出たコンパクトな自動カプセル充填シール機です。このマシンは、毎分最大1,200個のコーヒーカプセルを生産する能力があります。SYNKROの高い生産性は、ACOPOStrakテクノロジーによって実現されています。
垂直設置されたACOPOStrakは、拡張可能なモジュール式レイアウトを採用し、フォーマット変更も容易に行うことができます。先進的なB&Rモーションコントロールと相まって、完全な生産適応性を実現します。独立制御の磁気シャトル式搬送システムにより、スピードと品質の両方が保証されます。SYNKROのクリーンでコンパクトなモジュール設計は、コーヒーカプセルメーカーにとって優れたソリューションです。
持続可能性も設計に組み込まれています: 磁気シャトルによるエネルギー消費と包装廃棄物の削減、窒素の50%削減を実現したSYNKROは、資源を節約し、エネルギー効率を最大化する理想的なソリューションです。
IMA Ilapak社
IMA Ilapak社のドイトロニック120は、コンパクトで汎用性、耐久性に優れたFFSスタンドアップパウチ機です。様々なフォーマットやデザインのパウチ成形、充填、シーリングが可能です。マシンのコンセプトはACOPOStrakを基礎とし、モジュール設計により、ロールフィルムからスタンドアップパウチを製造することも、既成のパウチを加工してシーリングすることもできます。シャトルは成形、充填、シールステーションでの完全自動フォーマット切替えを可能にします。
B&R社とIlapak社が共同開発したこのマシンは、生産性向上、高い処理能力とスピード、小さな設置面積、プラスチックから紙までさまざまな包装材料への自動適応化を特徴としています。お客さまにとっては、稼働時間の向上・投資回収の迅速化が見込まれます。
JLS Automation社
JLS Automation社のアダプティブ・カートニングシステムは、マシンビジョンシステムと連携したロボットを使用することで、インテリジェント・トラックシステム上のシャトルへ要求に応じて様々なサイズのカートンを積載します。さらに、独立して制御されたシャトルをペアにすることで、アダプティブマシンはその場で様々なサイズのカートンに調整することができ、結果バッチサイズ1のパッケージングを効率的に実現します。ここでも、工具や部品の交換は不要です。
花王株式会社
花王の加飾ステーションは、固定されたノズルの下を、独立したACOPOS 6Dシャトルで1ケースずつ動かすことで、ファンデーションパウダーから装飾的なイメージを作り出します。このマシンでは、複雑な2色のデザインを描くため、B&Rの磁気浮遊式搬送システムの精密な制御を活用しています。ビデオで紹介されているデモは、アプリケーションの一例です。同じ技術を用いて、キャンドルやチョコレート、パッケージなどにデコレーションを施し、パーソナライズ商品を提供します。
Krones社
アダプティブマシンコンセプトから成るKrones社の "ボトリング・オン・デマンド "は、飲料充填ライン向けにバッチサイズ1での調合、充填、色分けされたキャップやラベリングが可能です。さらには個人の好みに特化したフレーバー、ポーションサイズ、消費者の名前入りラベリングなど、いままでに無いほど消費者の様々な要望に応えることができます。
それぞれのボトルは、インテリジェント・トラックシステムで独立して制御されたシャトルによって操作過程を通過します。オン・デマンドでのボトリングにより、高度にカスタマイズされたレインボーパックを生産ラインから直接出荷することが可能となり、手作業での開梱や再梱包の非効率的なプロセスを省けます。
Makro Labelling社
Makro社のアダプティブ・ラベラーは、2つのインテリジェント・トラック(上部と下部)を使用しています。1つはボトルネックを固定して下向きに圧力をかけもう片方はは同期したペアシャトルを使用しながら、ボトルプレートとして機能しラベル貼り付けのための回転を提供する役割を果たすのです。
また、同社のロータリーラベラーは、デュアルトラックを使用して、その場で容器とラベルサイズを調整します。トラックシステムのモジュール形式を生かして、ラベリングステーションを簡単に追加し、生産量の増加や多様な容器/ラベル/接着剤の構成を実現します。シャトルやステーションは、メンテナンスや補充のためにスキップすることもできます。
Neyret グループ
Neyretグループは、医薬品業界向けのDTO(Direct to Object)印刷機において、インクジェット印刷がスタンピングの代替となり得ると認識しました。
SuperTrakの導入により高速で柔軟性が増したマシンは、Neyret社の顧客のダウンタイムの削減と処理能力の向上に一翼を担っています。
OCME社
OCME社の新しい粘性液体充填機は、フォーマットの切り替えに革命を起こすために生まれました。統合されたトラックシステムにより、ボタン一つで段取り替えが可能です。段取り替えは完全自動化されており、工具や交換部品、ヒトの介入を必要としません。モータ駆動のノズルにより、最高の性能と高い充填精度を保証します。
OPTIMA社
ACOPOStrakシャトルが個別に独立して動くことができるため、OPTIMA社では生産フローにおけるあらゆるギャップを埋めることができました。品質検査に合格しなかったカプセルはすぐに選別され、ACOPOStrakはすぐに次のカプセルに移り、製品の流れは寸分の狂いもなく継続されるのです。
PIA Automation社
SuperTrakをベースとした加工部品の搬送システムは、コンパクトで信頼性が高く、クリーンルームにも対応しています。多くの生産ラインで、SuperTrakは生産工程に貴重な柔軟性を導入しつつ、かつ生産量を上げることに成功しています。PIA Automation社では、革新的なプロセスモジュールにトラック技術を使用し、クリーンルーム内と外の両方で医療機器を組み立てています。
PFMグループ
B&RのACOPOStrakを使用することで、PFMのDシリーズフローラッパーは、予測不可能なパウチフォーマットや、ほぼ無限の充填オプションに幅広く対応することに優れています。すべての設定は、工具を使わずに変更が可能です。従来のフロー包装機では、フォーマットの段取替えに時間と熟練した技術者が必要でした。PFM Dシリーズの自動段取替えは、B&Rのトラック技術により工具無しで行えるため、この工程をわずか数分に短縮することができます。この強化により、稼働時間が大幅に向上し、生産性が一変しました。
このマシンコンセプトにより、PFM社はホームケアおよびパーソナルケア業界の幅広いお客さまへ、比類のない適応性と効率性を兼ね備えたマシンを提供することができるのです。
R.A. Jones社
R.A. Jones社の間欠運動式カートンマシンは、可変ピッチのバケットコンベヤシステムにインテリジェント・トラック技術を採用し、変化する市場の要件を満たす柔軟性を実現しています。このアダプティブマシンは、様々な製品タイプやカートンサイズに対応しています。さらに、上部からの不規則な供給速度にも対応できるようオン・デマンドで製品を供給します。
SARONG社
Sarong社の充填&シーリングラインにMagnetaマシンが新たに加わりました。従来はベルトコンベアやチェーンコンベアを使用していたカプセルの搬送を、リニアモータで駆動する独立した磁気シャトルに置き換えたものです。
シャトルは空のカプセルを受け取り、マシンの各ステーションを通過して重量を測定し、関連するすべての情報をマシンのプログラマブルロジックコントローラ(PLC)に転送し、取り出しの準備が整うまで搬送します。
磁気シャトルは、ステーション間のバッファの存在自体を減らす、あるいはなくすことで、高速・高加速度に到達します。これにより、フォーマットの変更、消費量の最適化、ステーション間の異なる作業サイクルの実現、各処理ステーションでのカプセルの位置決め精度の保証が容易になりました。
靜甲株式会社
靜甲株式会社が発表したボトルアンスクランブラは、B&Rアプリケーションによって完全に統合されています。最大処理能力は250本/分あり、2台のロボットとインテリジェントなACOPOStrak搬送システムを搭載しています。
このマシンは、B&Rのソフトウェア mappテクノロジー によるモニタリングとメンテナンスのためのリモート・メンテナンスも提供しています。
Tecnoideal社
ACOPOStrakは使い切り医療器具の分野で比類のないパフォーマンスを提供します。
Tecnoideal社の完全に自動化された「プラズマライン&バッグAAM」は、その適応能力により、使い切り医療器具の製造に革新をもたらします。 独立したシャトルの高速かつ正確な位置決めにより、同じマシンで異なる医療セットを管理することが可能です。機械的なバージョン管理は必要ありません。 シンプルで迅速な製品の段取替えは、全体的な稼働率を向上させ、生産性を高めることができます。
Unilogo Robotics社
Unilogoクリーンラインは、インダストリー4.0のコンセプトに基づいて作られたコンパクトな生産ラインの形で、ロボット化されたモジュールが統合されたシステムです。このマシンは、頻繁に素早い段取り替えができるように設計されています。3Dプリントされたフォーマットエレメントにより、数日以内に新しいパッケージを市場に投入することができます。
そして、柔軟性の高いACOPOStrak搬送システムは、バッファの削減を保証し、ABBロボットとともに生産工程をスムーズで安定したものにします。