オートメーション業界および国際経験豊かなABB出身のリーダーが、B&Rの次期CEOに就任します
B&Rの親会社であるABBは、2021年4月1日付におけるMachine Automation Division(B&R) の新代表取締役として、Joerg Theis (ヨルク・セイス)を任命しました。ヨルク・セイスは、2021年1月1日より暫定でB&Rを統括していたClemens Sagerより、正式な代表取締役としてその職務を引き継ぎます。
セイスはABBで23年のキャリアを誇るベテランです。 とりわけ製造や工場のオートメーション現場において豊富な経験を積んでまいりました。携わった製品および業界は、コンシューマプロダクツ、製薬品、飲食料品、ハイブリッド産業および自動車産業など多岐にわたります。他の分野においても、デジタルサービスの開発と発展に特に邁進してきました。 セイスは欧州とアジアでの勤務経験が長く、とりわけ直近ではシンガポールに拠点を置きながら、ABBのプロセスオートメーション部門のエネルギー産業を引率しました。 B&Rの代表を務めるため、近くシンガポールから、B&R本社があるオーストリア(エッゲルベルグ)に拠点を移します。
ABB ロボティクス&ディスクリート・オートメーションの代表であるSami Atiyaは、セイスが率いる新たなB&Rに大きな期待を寄せています。「ヨルクはオートメーション、デジタル分野での豊富な国際経験と力強い起業家精神を持つリーダーです。彼の業界における豊富な経験値は、戦略的なビジネスの発展というこれまでの実績からも確かめることができます。また、彼はB&Rの利益成長を上げることのできる理想的なリーダーです。文字通りの地理的販路の拡大と、収益率の増加を念頭に押し進めながら、B&Rは今後、新規顧客の獲得とイノベーション開発にさらに注力していきます。」
セイスも4月1日以降の新たな職務について抱負を述べています。「今回、ABBのマシンオートメーション部門をリードし、新たなB&Rを構築する機会を与えられたことを、この上なく幸せに思います。B&Rの顧客の目線に沿った企業文化とそのイノベーションの輝かしいレガシーを継承しながら、マネジメントチームと共にB&Rを率いていきます。全てのB&Rのチームと共に次の成功ストーリーを築き上げていくことを、今からとても楽しみにしています。」
セイスはドイツのアーヘン応用科学大学卒。化学エンジニアリングの学位を取得しました。ドイツ国籍で、家族構成は妻と2人の子供です。
ABB (ABBN: SIX Swiss Ex) は、より生産的で持続可能な未来の実現に向けて社会と産業の変革に活力を与える、世界をリードするテクノロジー企業です。ソフトウェアをエレクトリフィケーション、ロボット、オートメーション、モーションのポートフォリオに結びつけることで、ABBはテクノロジーの限界を押し広げ、パフォーマンスを新たなレベルに引き上げます。130年以上にわたる卓越した歴史を持つABBの成功は、100カ国以上、105,000人の才気あふれる従業員によって支えられています。 www.abb.com
ABB ロボティクス&ディスクリート・オートメーションは、ロボティクス、マシンオートメーション、デジタルサービスのパイオニアであり、自動車からエレクトロニクス、物流まで、多様な産業に革新的なソリューションを提供しています。世界をリードするロボティクスとオートメーション機械のサプライヤとして、これまで500,000以上のロボティクスソリューションをお客様に提供してまいりました。私たちは、あらゆる規模のお客さまの生産性、柔軟性の向上とシンプル化によって、生産物の品質改善を支援しています。私たちは、コネクテッドかつ協働的な未来の工場への移行をサポートします。ABB ロボティクス&ディスクリート・オートメーションは、53カ国以上の100以上の拠点にて10,000人以上の従業員を擁しています。 www.abb.com/robotics